(3)その場旋回性能(第2日目実施)
図4−3−16にジョイスティックによる右へのその場旋回(90°)操船時の航跡を、図4−3−17にその時の操船状況図を示す。
図4−3−18にジョイスティックによる左へのその場旋回(90°)操船時の航跡を、図4−3−19にその時の操船状況図を示す。
オーバーシュートアングルはそれぞれ2度であり、十分な針路制御が行えていたといえる。航跡は前進方向へ進出しているが、これは船位移動の把握が困難であったため、ジョイスティックによる微調整を行えなかったためである。実際の港内操船では陸岸の物標等を目安にして、適宜ジョイスティックを操作することができる。試験時の後進ピッチは最大値に達していないことから、行き脚の制御にはまだ余力を残していたものと考えることができ、ジョイスティックによる調整を併用すれば、その場旋回は問題無く行えるものと判断される。
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